2-1.3つの脳についてあなたは知っていましたか?

あなたは、人間の脳が3層構造になっているって知っていましたか?

1.本能が働く爬虫類脳

2.感情が働く動物脳

3.思考が働く人間脳

人間はこの3つの脳で作られています。爬虫類脳は一番古く、人間脳が最新の脳です。1973年に、イエール大学のポール・マクリーン博士という人が脳を三分割に分け3層構造になっていると定義しました。右脳、左脳のように横断的だけではなく、縦断的にも脳の構造がなっているということです。あくまで、学説になりますが。

こんなイメージですね。

3つの脳

最も古い脳:爬虫類脳

爬虫類脳とは、最も古い脳です。脳幹(視床下部)部分で生命維持機能があります。本能が働く脳として交感神経や副交感神経をコントロールしています。

スポーツ等で「心・技・体」とよくいわれますが、脳の場合は「体(爬虫類脳)・心(動物脳)・思考(人間脳)」になっています。

その「体」に当たる部分が爬虫類脳です。

あなたが呼吸するのも、心臓を動かしているのも意識してやってないですよね?無意識でやっていますよね?

それらの動きを爬虫類脳が無意識で動かしています。生命維持装置みたいなものですね。

それ以外にも、この脳には大きな特徴があります。それは「安全+安心を保つ」という特徴です。

まだ人間が爬虫類のころにできた小さな脳味噌です。感情も思考も、ありません。生存本能である「ただ生きるのみ」だけのものです。

感情+心が働く動物脳

大脳辺縁系に当たる脳で、通称、動物脳です。

犬や猫でも、表情がありますよね?これって、感情がある証拠です。

人間にも感情があります。喜怒哀楽は全てこの動物脳が働いているからです。

感情、快適、不快(痛み)、あなたが、色々な気持ち、幸せな気持ち、不快な気持ちを感じるのは、この動物脳の働きです。

論理・思考が働く人間脳

今の人間が進化の最後で、つくられた脳が人間脳です。人間脳は、最新型の脳で大脳新皮質といいます。この人間脳は、論理・思考・理性を考える働きがあります。

人がなぜ、地球上の生物の中で最も優れているかというと、この人間脳があるからです。

もしですよ、あなたが、

「子孫を残したいな!そうだ女の人を襲おう!」とか、

「お腹すいた、そうだ誰か狩って食べよう!」とか、

「こいつ嫌だな、消してしまおうか!」とか、

短絡的に思わないのも、全て人間脳が「理性」で抑えているからです。

3つの脳のまとめ

爬虫類脳は、生存本能、生命維持装置機能(体)

動物脳は、感情、快楽、痛み、不快、気持ち、気分(心)

人間脳は、記憶、思考、言葉、理性、論理(思考)

これらの脳は各自の役割がありますが、独立して機能している訳ではありません。実は、相互に密接に機能しています。

今日は、爬虫類脳が働く日、動物脳と人間脳は休暇というようなどこかの脳の機能を止めて、部分的に使うということは不可能です。

それぞれが相互に機能しあって人は、考え、感じて、行動することができます。

では、3つの脳はどのようにして相互協力を行っているのか?

例えば、会社の上司に嫌なことを言われたり、説教されたりすると

上司の説教は嫌だなと考え、(人間脳)

それを不快だなと感じ、(動物脳)

反射的に避けるように行動する。(爬虫類脳)

このような役割分担をそれぞれが担っています。これが3つの脳の相互関係です。ただし、これら3つの脳には、力関係があります。

それが爬虫類脳≒動物脳人間脳

爬虫類脳のちょっとした実験

今、すっぱい~梅干しを想像してください。そしてそれを口の中に入れたと想像して下さい。

梅干し

次に、レモンを想像してください。その酸っぱいレモンを絞って、その汁を口に入れたと想像して下さい。

レモン

ほぼ、90%の人が、その想像をしただけで、口の中に唾液が出てきたと思います。

これは爬虫類脳が反射してやっていることなのです。ちょっと不思議だと思いません?

あなたは実際に梅干しやレモンを口に含んだわけでもないのに、想像しただけで唾液が口から出ましたよね?

これは無意識レベルで行っています。

無意識。これ、すごい、重要です。無意識ですよ。

意識には2つあります。

1つは、顕在意識。もう1つは、潜在意識です。

顕在意識は、通常の意識と思ってオッケーです。無意識というのは、その正反対です。

例えば、箸はどっちの手で持つか?右足から歩こうか? こういうことは、全て無意識でやっています。

顕在意識と潜在意識はよく心理学で、氷山でたとえられます。

あなたも知っているように、氷山は、海の表面上から見える部分と表面下では見えない部分がありますよね?

で、ここがとても重要なのですが、人間の行動というのは、90%~95%が全て無意識で行っています。

では、この顕在意識とは何かというと、人間脳です。一方、潜在意識は、動物脳と爬虫類脳です。

そして人間の95%の行動は爬虫類脳と動物脳に支配されています。

前に述べたように、

爬虫類脳≒動物脳人間脳

くらいの割合があるのです。

  • どうしてあの人は禁煙できないのか?

  • あの人はダイエットできないのか?

  • どうしてあの人は禁酒できないのか?

あなたも頭では「良いこと」とわかっていても中々できない。あるいは、続かないなぁ~という経験はあるでしょう。これらのことは、人生を豊かにするには、いいことですよね?

禁酒や禁煙をすれば、健康になり、ダイエットすれば、スタイルが良くなって健康にもいいし、異性にもてるかもしれません。頭ではわかっているけどできない。

その理由は、単純明快です。

先ほど話したように、爬虫類脳+動物脳が、あなたの行動を支配しているからです。

潜在意識にコントロールされているということです。

では、ここで、もう一度、爬虫類脳、動物脳、人間脳の特徴をおさらいしましょう。

爬虫類脳の特徴

本能の働きをする生命維持機能でしたね?

では、人の本能ってなんでしょうか?

本能とは、

  • 食欲

  • 睡眠欲

  • 性欲

  • 生理的欲求(尿などの排泄行為)食事中の方すいません。

  • 闘争が好き

大枠としてはこれでいいですね。

その根本は「安全+安心でいたい」ということです。「安全+安心でいない」と生命が維持できないからです。

この本能のおかげで、人間は今日まで繁栄することができたのは、疑いの余地はないでしょう。

動物脳の特徴

動物脳は、快と不快を感じ取る、感情の部分でしたね?幸せ、嬉しい、楽しい、大好き、きれいなど、心地よいと人は気持ちがいいものです。

逆に、不幸、憎い、むかつく、汚いなど、と不快に感じると人は気分が悪いものです。この動物脳があるから人は、「快を得たい」「不快を避けたい」と思うのです。

ここも、すごく大事です。

例えば、趣味・仕事など好きなことは、誰にでも必ず1つはあると思います。

本が好き、車が好き、子供が好き、女性が好きなどなど。人から見たら価値のないものでも、自分は好きでやっているという状態。これは、つまり気持ちいい・気分がいいからずっとそれをやりたいのです。

人は、気持ちのいいもの(快楽)を追い求める動物なのですから。逆に不快(痛み)は避けたい。

嫌なもの、嫌な人など避けたいわけです、誰でも。そして、嫌なことは、長続きしません。仮に続いたとしても、最後は自分自身がつぶれてしまうリスクがあります。

女性にもてる人は、間違いなくこの動物脳に快感を与えられる人のことです。

快感を与えられると人は、もっとこの人と一緒にいたいとか楽しいからもっと知りたいとか思うからです。

この快楽を得たい、不快を避けたい(痛み)は素直に覚えて下さい。

人間脳の特徴

では、人間脳の特徴は考える事でしたね。

例えば、犬が「俺、将来金持ちになって、家たてて、高級車にのるぞ!」って思わないですよね?

では、なぜでしょうか?それは考えること(思考)ができないからです。

考えることは、人間にだけ許された特権なのです。

人は、この人間脳があるから、本能で「あの可愛い子ちゃんとセックスしたい」と思ってもグッと我慢できます。

人間脳は

  • 成長したい、自己実現したい

  • やりたいことや目標を達成したい

  • 創造的なことをしたい

  • 世の中に貢献したい

  • 誰かのためになりたい

と思っています。

人が本能的に、最も恐れることは変化です。考え方の変化、行動の変化、価値観の変化などなど。

なぜ、人は変化するのを嫌うかは、爬虫類脳が「変化を最も嫌う」性質があるためです。さらに、動物脳も変化を不快と思います。

ダイエットができない、禁煙ができないなどの、良かれと思うことができないのは全て変化ですよね?

まして、今までの行動を変えて、価値観を変えて、別の人間になるなんて・・

これは潜在意識が、本能レベルの無意識で、拒絶反応が起きるわけです。爬虫類脳が「嫌、嫌だ!」と思い、動物脳が「不快だから拒絶」と思います。

でも人間脳は「そんなこと言ってないで変わるよ」と戦います。しかし、この戦いがストレスになるわけです。

人間脳と、爬虫類脳&動物脳の戦い。(自分との闘いですね)

ですが99%、爬虫類脳と動物脳が勝利してしまいます。

なぜって?力関係が、

爬虫類脳≒動物脳人間脳 ですから。

何故、「良いこと」とわかっている変化さえも恐れるのか?ダイエットにしても、健康のために努力をすることも全て変化です。でもなぜ、良い変化を人は簡単に受け入れらないのか?

2-2.負ける理由に続く


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